最近の注目記事8月12日

8月22日に、茂木先生が、「デジタル全体主義」という題で、東京で講演をされるということですが、今、コロナパンデミックを機に、確かに、世界中に「全体主義」が生まれやすい土壌が出てきていると思います。

全体主義というのは、人々の「恐怖感」を煽ることによって可能となってきます。
人々の行動をデータ化してビッグ・ブラザーが管理することが可能になっているわけで、今、とても怖い状況にある、と思います。

例えば「このままでは温暖化で人類が滅びる」から(環境対策のためにという名目で、人々や企業の二酸化炭素排出量を測定し)、太陽光パネルや電気自動車以外の電力消費など、脱炭素政策にそぐわない企業や個人の行動を制限しよう、とか、
「このままではコロナパンデミックで大変なことになる」から(人々の命のためにという名目で人々の行動を監視し)、警察官が見回って、ワクチン摂取していない人が外出できないことにしよう、とか、夜間に営業している飲食店や、そうした飲食店で会食する人を捕まえよう、とか。
コロナパンデミックのあとに恐慌が起これば、「このままでは、国が財政破綻してしまう」から(貧しい人達が飢え死にしてしまうから彼らに配分するために/貧しい人達を助けるために、という名目で、預貯金など人々の資産や経済活動を監視し)、国が国民の財産を強制的に取り押さえられるようにしよう(預金封鎖してしまおう)、とか。

「気候変動対策」「コロナ克服」「貧しい人の救済」
どれも、「目的」自体は正しいと思います。でも、その「方法論(政策)」が、果たして「太陽光強制」で正しいのか、「ワクチン強制」「飲食店の営業短縮」「ロックダウン」で正しいのか、「大増税」「預金封鎖」で正しいのか、という別の問題があります。
その「正解」を勝手にマスコミやビッグテックが決めていいのでしょうか。
人々の行くべきレールを、陰で、ビッグブラザーが敷いているならば、それは「全体主義」への道になります。

民主主義や自由を守る、というのは、人々に「選択肢」を与える、ということでもあると思うんですよね。「私はワクチンは打たないけれど、この薬を使う」「大人である私はワクチンを打つけど、子供には打たせない」とか、家庭や思想、信条に合わせた人それぞれの選択があると思います。「私の店は、営業時間を短縮しないけれど、蜜にならないように客の数を制限してコロナ対策を行った上で営業する」とか。
人々に恐怖心を植えつけて、その恐怖から逃れるためには、「このやり方しかない」と思わせるような方向で、ビッグテックが言論誘導し、「一定の方法論」を国が一律化して強制する、、そして、従わない人を排除する、こうした全体主義に通じるやり方には(たとえ目的が正しくても)私は、反対です。

民主主義の国というのは、言論の自由があり、「自分の行動を自分で選択できる自由」があります。ただし、自由には責任が伴いますから、自分が選んだ行動に対して、自分自身が責任を負うべきで、自分がワクチンを打たないでそれでコロナに感染しても、それを「国のせい」にすることはできません。
反対に、ワクチンを打ってその副作用で苦しんだとしても、それもまた国のせいにはできません。(ただし、ワクチンを推奨する以上は、国は、副作用のリスクとそのリスクを被った場合の救済策について明確にし、リスク情報を正直に開示すること≪※注≫が前提になりますが。)

※注・・中日ドラゴンズの木下選手がワクチン接種後に亡くなったことに対して、元厚生労働省医系技官の木村盛世氏は「海外では若い男性の心筋炎の可能性について報告はあるが、現時点では、ワクチン接種を止めるべきか、というような議論の段階にはない」と答えている。しかし、こうした心筋炎リスク情報などを、マスコミやビッグテックが表に出てこないように、極力抑えているのを見るにつけ、日本の現状では、公正な情報開示がされているとは、私には、到底思えない。

一方で全体主義社会では、「正解」は「国」が決めることになります。
つまり、「国の命令に従うこと=善」であり、「国の命令に従わないこと=悪」になります。だから、人々は自分の頭で善悪を考える必要がなくなります。国に従うことで「責任」から免れることができます。だから、国の命令に従っておけば、「多数派=支配者の側、権力の側」に入れます。国の命令に背くと「少数派=弾圧される側」になります。例えば、「ワクチンを打てという命令に従う人=善」であるので、「自分の頭で考えて別の方法論を模索する人」は排除されます。自分が「国に従う人=弾圧する側」になるか「国に従わない人=弾圧される側」になるか、という究極の選択です。だから、全体主義社会は、つねに「敵の存在」を"作り”続けます。「自分たちの不幸」を作っている原因を「敵」のせいにしなければいけなくなるからです。感染拡大の原因を「ワクチンを打たない人」「夜間営業の飲食店」のせいにしたり、貧困の原因を「資本家」「外国勢力」のせいにしたり・・。

(私は、「お上」に従って、ワクチンを打つ人をダメな人だとは、決して思っていません。民主主義社会では、政治家を選んでいるのは国民ですから、彼らが決めた政策には、我々国民は、ある程度は従わなければなりません。私が言いたいことは、「国に逆らえ」ということではなく、「国」の政治を行う為政者も「AI」を作っている人間も、無謬(ムビュウ=判断に誤りが無く完全なこと)ではない、ということです。自分が人生において、判断を間違えることがよくあるように、為政者も判断を誤ることは多々あり、(SDGs批判ではないけれど)AIにも未来は見抜く力はない、わけです。にもかかわらず、この情報化社会において、「自分の行動の是非を、自分の頭で考えて決めるのではなく、『国』や『AI』など、自分以外の誰かに決めてほしい」という人が増えてくると、その社会は、マスコミやビックテックに簡単に言論誘導されやすい衆愚社会となり、「貧困への恐怖」「病気への恐怖」「村八分にされる恐怖」といった、人々の恐怖心を扇動・利用して強権を握るような独裁者が出てきやすい社会になってしまうのではないか、ということを憂慮しているのです。逆に、「国やAIにばかり判断を仰ぐのではなく、自分の頭で『何が正しいのか』を常に考え、自分の責任で人生を渡っていこう」「国をあてにするのではなく、自分の会社が創意工夫してこのコロナ禍を乗り越えよう」「国に頼らず、自分の力で稼ぎ、自立しよう」という発想を持っている人や企業が増えること=「自考できる」優れた人達が増えることが、日本の「自由」「民主主義」を守っていく道なのではないか、と、私は考えています。)

※中国でのワクチン強制接種の動き(You Tube)新唐人


独裁者は得てして(秦の始皇帝に見るように)知識人を弾圧します。知識人は、独裁者の判断に従わずに「自分の思考」に沿って、人生を決めていこうとするからです。最近、習近平は、上海の小学校での英語教育を禁止しました。国民を愚民化して、「知識人」が出てこないようにしているのだと思います。

日本も、この動画(中国)のようにはなりたくないものだな、と、思いますが、先進国でもワクチン義務化の動きは確実に出て来ています。


日本、カナダ、フランスなどのワクチン義務の動きについて
                       (You Tube)カナダ人ニュース





みんなの中に、将来、総理大臣になりたい、という人はいるでしょうか。
きっと、日本では「少ない」と思うんですよね。
だって、最近の菅さんのやつれた姿を見ても思いますが、総理大臣になったら、本当に大変です。
連日、自分の悪口をテレビで聞き、新聞で見なければいけないわけですから。

私が、もし総理大臣だったら、きっと、こう思うと思います
「中国がうらやましい」ってね。笑
(前提として、ワクチンやロックダウンでコロナパンデミックが抑えられる、と信じていれば、の話ですが)
国民にワクチンを打たせたい、と、思っても、なかなか推進できず、
夜間外食を控えさせたい、と言っても、国民はなかなか言うことを聞いてくれない。
こんなに一生懸命に
政策を推し進めようとしているのに
自分ばかり批判される。
国民さえ言うことを聞いてくれたなら、
あるいは、
自分を批判するマスコミを黙らせることさえ
できれば、
自分の悪口を言う国民を刑務所にぶちこめれば、
ひょっとしたら、問題は解決するのではないか。

これは、権力者であれば、誰もが通る「誘惑」なのかもしれません。

民主主義の日本にあっては、権力者が一番戦わなければいけないのは
「言論の自由」を統制したい、国民を黙らせたい、という
己自身の「支配欲」だということなのかもしれません。

このコロナパンデミックの中では、
おそらく誰が総理大臣になっても、
どんな政策を出しても、
民主主義国では、
政権批判の声は必ず出てくる、と思います。
国民は不安を抱えているから、
不満や不幸のはけ口をどうしても
政治にぶつけます。
国民が苦しんでいるような時には、
権力者は、
何をやっても、批判され、悪口を書かれます。

でも、それが、民主主義でもあるんですよね。

だから、日本の政治家の人達はがんばって、国民の「悪口」「批判」に耐え、
「中国のようになりたい」「全体主義的に人々を統制したい」という誘惑をはねのけて、
がんばって、民主主義を守る(国民の自由を守る)という使命を果たしてほしい、と、
思います。

私としては、コロナ対策は、ワクチン義務化ではなく、
長尾医師※の提案を支持します。

※長尾医師の提言(2類から5類に)


以上が、昨日、私が注目した記事で、コロナ関連のものになります。

それから、昨日、スパイ防止法について考えさせられた記事もありました。

以下の記事です

エポックタイムズ



上記の記事の解説動画(You Tube)闇の熊さん



中国の人権状況の悪化により、この10年で、中国からの亡命者数は61万人に上っています。

亡命先は多くはアメリカですが、私としては、日本に逃げてきた中国人も保護できる環境を日本政府に作ってほしい、と、思っています。
中国の民主化を願っている人(習近平に従いたくない人)は、今、北京の大学教授など、
知識人層にも 結構いるようです。

日本に亡命してきた中国人が、不当に連れ戻されたり、嫌がらせをされることがないように、日本も、スパイ防止法を含め、法整備がもう少し必要なのではないか、ということを考えさせられました。
日本では、例えば、張陽さんや石平さんなど、天安門事件の経験者などで、日本にきて
中国の民主化を目指しているような立派な人もいます。
中国人だからといって一律に排斥をするのではなく、工作員(日本を中国の属国にするための目的で日本に来ていたり、軍事技術を盗んで、日本に復讐しようと考えている中国人)と、そうでない人をしっかり分けて、中国や香港の人権のために戦っている人は、日本も支援するべきだと私は思っています。

※YouTube「闇の熊さん」は、顔は「犬」に変装していて怪しくみえますが、 もと電通社員で、官僚の接待などをしていた経験もあり、政治の裏情報などにも詳しいです。自民支持、トランプ支持の人で、百田尚樹氏が彼の動画を、「わかりやすい」と絶賛していて、私もたまに 見ていますが、たしかにわかりやすいです。 私とは若干、考えも違う所もあるので、今まで紹介しなかったのですが、解説がわかりやすくて面白いので、今回紹介してみました。エポックタイムズで、活字だけを読んでもわかりにくい部分が、上手に解説されていると思います

※私はCovid-19をコロナと言っています。というのは、どうしてもこの名称が「武漢発」を隠すための意図があるように見えて好きではないので、コロナと言ってしまっています。
あるいは、副反応を副作用と言っています。本来、ワクチンは副作用ではなく副反応というのが正しいと言われますが、英語では同じですし、「副反応」という方が、蕁麻疹や腕の痛みなどの「短期的で軽い」イメージがあるため、私としては、坑エイズ薬の副作用と同じぐらい、「長期的なもの」も想定しているために、「副反応」よりも「副作用」という言葉を使うほうがしっくりくるので、こちらを使っています。私はポリコレにそぐわない言葉遣いをよくしてしまうので、論文対策としては、私の文章を真似るのは危険かもしれません。時事問題に関する私のコメントは、思考材料として使ってください。国語の教師なのに、見本にできない文をたくさん書いてしまい、、文章力が低くて申し訳ない。お許しあれ





このブログの人気の投稿

読者へのお願い

イーロン・マスクのポスト