プーチンとグローバリスト
カナダ人ニュースさんの面白い視点
私は、プーチンがウクライナ全体への武力行使に踏みきったことについて、プーチンは、ネオコンの罠にはまってしまった、これで世界中からの非難にあい、プーチンが負けることになるだろう、そして、かえってドンバスの解決が遠のくので、この戦略は失敗に終わるだろう、と、考えていました。
ところが、馬渕氏などは、意外にプーチンにも勝算※があるかも(勝算=プーチンの要求通りに、ウクライナからコロモイスキーなどのネオナチ、反露勢力を排除し、NATO軍をウクライナに入れない、という決着を得られるかもしれない)、という意見も出ています。
※ 馬渕氏は、「プーチンが求めているのは、ウクライナでの ネオナチ(極右派)の排除と、ウクライナ東南部のロシア系住民を守ることであって、ウクライナ全土の制圧や支配ではない」と考えているので、ここでいう「勝算」とは「戦闘で多くの敵を殺すこと」ではない。戦闘によって多くの血が流れることに対しては、誰もが反対なのは言うまでもない。馬渕氏の言う「プーチンの勝利」とは、あくまでも「プーチンの要求がのまれるかどうか」である。武力に頼らずに外交交渉によってプーチンの要求が適えられれば、もちろんそれに越したことはなかったが、ウクライナ政府はミンスク合意も破り、NATO拡大も進めたので、「対話」による解決が困難であると考えたプーチンが、武力行使におよんだわけで、プーチンにとっては、「武力行使」(戦争)は手段にすぎない。一方で、ネオコンにとっては「戦争(紛争)」そのものが目的(兵器ビジネス)である。グローバリストの目的は、「エネルギー利権をユダヤ系オリガルヒや欧米に渡そうとしないプーチンを失墜させ、ロシア大統領を交代させること」である、と、いうのが、馬渕氏や河添氏の主張。)
また、
カナダ人ニュースさんも、プーチンの勝算などについての記事を出していて、面白い視点で話していたので、ここに紹介しました。
「時間のあるときに」良かったらみてください。
カナダ人ニュースさんは、最近はカナダでのフリーダムコンボイ(ワクチン義務化の大規模な反対運動)について詳しく報道していて、カナダで、全体主義に突き進む政府と戦う人達の様子などがわかり、とても良質な情報を発信していて、感心していました。カナダ人ニュースさんは、わかりやすいと思います(篠原氏や馬渕氏、河添氏が語っている「DS」の詳細については、国際政治や現代社会、特にウォール街のユダヤ財閥など金融系の知識がないときちんと理解するのは難しいと思います。)
ハラノチャンネルも、最近は「オデッサの虐殺」についてのドキュメンタリー動画をアップしていました(年齢制限がかかっています)
オデッサの虐殺やアゾフ大隊の残虐行為については、数年前から、Googleなどが言論統制(You Tubeでの動画が多数削除されている)して、議事堂襲撃事件同様、Wikipediaなどでも、歪曲されて報道されています(アゾフ大隊の指導者であるアンドリービレツキーやウクライナのネオナチの英雄とされるバンデーラについての暗部の記述が、多数削除されています。)アメリカのメディアでは、今はFOXなどの保守派メディアでも、ウクライナのネオナチの存在はロシア側のフェイクと言われている(3月前半の時点。)ので、ハラノさんは、本当に勇気のある人だと感心します。
昨年の米大統領選挙を機に、我那覇さんや、ハラノさんや、カナダ人ニュースさんなどの、若い優秀なジャーナリストが出てきているのを知ったのですが、こういう若い力が多くの人に影響を与えているのを見ると、日本も捨てたものではないな、自分も頑張らねば、と、思っています
〜グローバリストについての補足〜
グローバリストについて、馬渕氏や深田萌絵氏の主張を以下にまとめます
※以前も書きましたが、プーチンが戦っているヌーランドなどの、アメリカのネオコンは、もともとはトロツキストです。
ユダヤ人のトロツキーの目指したものは「世界同時革命」。
ソ連のユダヤ人たちは一国社会主義を目指したスターリンに迫害されて、多くはアメリカに逃げて、その関係者は今はネオコンになっています。
トロツキストたちが社会主義革命を目指そうと、アメリカに渡って資本主義にくらがえろうと、彼らが目指す共通部分にあるのは「国際主義」「国境の撤廃」です。
彼らグローバリスト(ネオコンやビッグテックやユダヤ金融資本家やシュワブなど、ダボス会議に出席して、グレートリセットを目指す人達=言い換えると、世界の金融を動かす人たち=ウォール街・ロンドンシティ勢力)の行き着く最終地点は、国境を撤廃して、地球全体をネット監視下のもとにおき人類をデータ管理して、地球を支配することにあります。
もともと世界監視システムの技術は、大手IT企業がアメリカ政府にサービスとして提供していたものですが、このシステム(PRISM計画)を元CIAのスノーデンが暴露してから、アメリカ政府はこのシステムに予算を割くことが難しくなり、ビッグテックは、(国家よりも企業利益を優先し)中国政府に乗り換えました。
その仲介を行ったのは、ダボス会議に出入りしていた中国の浙江財閥で、浙江財閥(江沢民派)の流れの中にファーウェイがあります。だから、グローバリストは基本的には中国共産党とも利益を共有しています。つまり、中国の監視システムはビッグテックの技術をもとにして作られたものです。
グローバリスト(ウォール街)とつながるアメリカ民主党は「人権尊重」などのポリコレを武器に自分たちの正義を押しつけていますが、しかし、グローバル企業には人権を保障する力はありません。人権を保障できるのは企業ではなく、国家です。だから、グローバル企業による世界支配の先にあるものは、人々は「人権を与えられた国民」として扱われるのではなく、「消費者」として扱われる、という未来であり、人間は、労働が価値を産むロボットに堕ちる、という世界であり、それは共産社会の行き着く先でもあります。つまり、自由などの人権が保障されない世界、人々が少数の特権階級(支配者)の家畜となる世界、オーウェルの「1984」の世界です。
国家の力が機能しているうちは、国民の代表は選挙で選べますが、昨年の大統領選のように、グローバル企業の力が大統領の力を上回ると、GAFAMのように選挙で選ばれていない特権階級が世界を支配できることになります。
だから、プーチンとトランプに共通するものは、「ナショナリスト(国境や国家、宗教などの伝統文化の価値を重んじる人)」であり、彼らが闘っているのはグローバリスト(国益よりも企業利益を優先したい人たち)です。
以上が、グローバリストについての深田萌絵氏と馬渕睦夫氏の意見を、かなり大雑把にまとめたものになります。(わかりにくかったらごめんなさい)
我那覇氏や河添氏や馬渕氏がプーチンをあまり批判しないのは、
反グローバリズムの立場にたつプーチンやトランプを、「世界統一政府(もしくはアメリカ一極支配)による全体主義を防ぐリーダー※」「自国の国家主権をグローバリストの手に渡さないために戦っている人」として見なしているからです。
※プーチンやトランプは、ダボス会議の「グレートリセット」に反対の立場。
※プーチンは、何年も前に「アメリカ政府による世界統一政府に反対する」と述べている。
プーチンがウクライナ全土に武力行使をしたやり方については、犠牲者がたくさん出ている以上、私も賛成できませんが、
かといって、日本が、ウクライナにたくさんの支援金を出しても、それが結果的に世界の平和に役立つとは限りません。
なぜなら、ウクライナはミサイルなどのエンジン部分を作る重要な軍需産業があり、中国のミサイル開発の一旦を担っている国からです。(ウクライナには日本企業も一部参画していて、その関係者は、日本にウクライナ支援を呼びかけています)
つまり、ウクライナで作られた武器が、将来、日本人の命を狙う危険性さえあるわけです。
また、ウクライナには、武漢研究所のような、危険な生物実験室(アメリカの支配下に置かれている)も、たくさんあります(篠原氏による)
なので、日本政府が、メディアの「独裁者プーチンと戦うウクライナを応援しよう」という言論誘導のもと、単純にウクライナを支援すればよい、と、考えるのは早急です。ウクライナへの人道支援は大切だと思いますが、日本から(メディアにのせられて)義勇兵にいきたがる若者が出たり、ウクライナの軍需産業に利益を与えるような政策を出したり、そうした間違った方向に世論がすすまないように、メディア情報は慎重に見ていく必要があると思います。