儒家と法家⑤
~将来、プロパガンダに騙されない人になれるように勉強しよう~
中国共産党が最近、孔子の名前を冠して本当の儒家の思想とは反対のことを教えるような学校(※注)を建てたり、香港で、キリストの知名度を利用して、キリストを法家思想の人間のように書きかえたり、始皇帝を美化することで、始皇帝の行為(言論統制)を正当化したり、アメリカのIT企業の幹部に共産党員を送り込むなどして、アメリカの大統領選挙にまで介入(※注)したりしていましたが、まるで、ジョージオーウェルの「1984年」に向かっているような、こうした世界の動きに対して、私たちは、その意図や戦略を見抜けるだけの教養を培っていかなければなりません
そして、こうした動きに対抗する有効な外交政策を日本が打ち出せるかどうかによって、日本の未来が大きく変わってくる、という、極めて重大な局面に今、日本が立たされてることを知らなくてはいけないと思います
今世紀以降の人類の未来がディストピアになるか否かは、今後、日本が国際社会と協調して、中国を民主化に向かわせられるかどうか、という所にかかっていると、私は思っています。
今世紀、日本と世界を背負うことになる皆さん、どうか 頑張って学んでいきましょう。
人類の未来のために。
※孔子学院はトランプなどは、スパイ活動をしているとして閉鎖を決めたが、そもそもこの学校では、共産党思想や毛沢東語録などを教えるので、孔子の思想は学べない。もともと、毛沢東は、アンチ儒教で、法家を支持している。共産党は文化大革命の時に、儒教文化などの伝統文化を破壊している
※ナバロ報告書、ラトクリフ報告書などによると、昨年のアメリカ大統領選挙には、多くの不正があり、中国をはじめ何ヵ国かの国が介入していることが報告されている。
また、YOUTUBEなどのIT企業による言論検閲は日増しに酷くなっており、最近は、コロナ治療に関わるアメリカの議会の動画が削除された。その議会では、「日本のノーベル賞受賞者の大村智先生が開発した薬がコロナに効く」という結果が、様々な医療関係者から出されていることについて紹介されていた。しかし、Googleは、その動画を「WHOの見解と異なるので危険」として削除。大統領にはふさわしいのは誰か、コロナにはどの薬が有効か、など、全てIT企業やAIが決めてしまう恐ろしい時代が始まろうとしている。(なお、大村智氏は、新型コロナウィルスについて、「自然発生でおこるとは考えにくく、人工的に作られた痕跡がある」と、雑誌「致知」で昨年発言していた。しかし、この発言は中国に忖度する日本の主流メディアは一切取り上げなかった)
Googleの言論統制の酷さを確かめたい人は、例えば、「イベルメクチン 大村智」というWordで、はじめに、Bingの検索エンジンで、調べてみると良い。Bingでは、先述した「致知」のインタビューをすぐ見つけることができるが、Googleの検索エンジンにつながるYahooなど、Googleの検索エンジンで、同じWordで調べても、このインタビューには、なかなかたどり着けない。(2021年2月当時。)このように、ネット企業が世の中に広げたくない言説については、それが大統領の発言であれ、ノーベル賞受賞者の発言であれ、削除でき、IT企業は「広めたい情報」が目につくように言論操作し、世界を自分達の意のままに、誘導できる。だから(三権分立が想定していなかった、この新たなメディア権力が出てきてしまった現在)、ネットだけに依存していると、私たちは、いつの間にか、彼らの言論操作に騙されるようになってくる。こわいですね。AIに支配される側の人間に堕ちないよう、勉強を重ねていきましょう
※毛沢東や現代の中国の政治について知りたい人は、YouTubeの「もぎせかチャンネル」がおすすめ
もぎせかチャンネル
(毛沢東大躍進~文化大革命まで)
(天安門事件、香港返還など)
(バイデンの発言 中国について)
※ もぎせかチャンネルについて
昭和の頃、マスコミや政治家の中には「北朝鮮はハエ一匹飛ばない素晴らしい社会だ」と言っていた人が多くいました。これらの発言は、無学の人たちではなく、その時代のエリート層、高学歴者に多い発言でした。
「時代を読む」のは、歴史的事件などの「名称を暗記するだけ」で点数を稼ぐ受験勉強とは違い、とても難しいものです。
つまり、高学歴者であっても、時代を読みまちがえる人はたくさんいるということです
でも、現代は、本当に世界全体が激動期に入っていて、時代を読む目を培うことは、受験勉強以上に重要な時代だと思います。
これからは、たとえ学歴があっても、先見性のある人、先のことが見える人でなければ、人々を導いたり、人の上に立つことはできない、そんな時代だと思います。
勉強は、本当は、受験のためにするものではなく、「よく生きる」ためにあるものだ、と私は思っています。
でも「よく生きる」ためには、どうしても「今という時代」について知らなければなりません。
平安時代だったら、和歌を上手によめれば良かったかもしれないけれど、今はそんな時代ではありません。
今という時代は、あらかじめ答えがないものに対して、価値判断を自分で下し、自分で答えを見つけていかなければいけない、そんな時代です。
そういう意味で、現在進行形で時代を読んでいる、予備校講師の茂木まこと先生の講義は、歴史を学びながら、現代社会を見抜く目が養えて、とてもためになります。
(茂木先生は思想的には保守思想の方なので、学校の授業と異なる視点も多く、若干戸惑う人もいるかもしれませんが、複眼的な視点を得る意味でも)
おすすめです。
ぜひ、時間のあるときに、学んでみてください。