昔のキリギリスは今のコオロギ②
~シベリア連行~
先の大戦後、スターリン時代に、日本兵達は たくさんの人達がソ連に強制連行されました。日本兵をシベリアの極寒の地で地獄のような境遇で働かせたソ連兵たちの残酷さを引き合いに出して、反露感情を煽り、ウクライナを支援させようとする論調も最近は数多く見られます。
しかし、彼らの論調には、一部すり替えがあります。
それは何かというと、先の大戦時、ウクライナ人もまたソ連兵だったということです。
シベリアに日本人を強制連行した兵士たちは、ロシア人だけでなく、ウクライナ人もかなり含まれています。
現在のロシアは、社会主義(共産主義)の国ではありません。プーチンは、ロシアの脱共産化を図りましたので、スターリン時代とは違います。
スターリンは、ロシア国内のユダヤ資本家を追い出したので、その点においてはプーチンと共通する点もありますが、スターリンが目指したものは一国社会主義であり、トロツキーなど、スターリンから追われたユダヤ人たちが目指したのは、世界同時革命でした。つまり、トロツキストたちが目指したのは、グローバルな共産主義(社会主義)でした。
~ロシアの親日感情と中国の反日感情~
日本はかつて日清戦争、日露戦争に勝ちましたが、意外と現在のロシア人は、親日的な人が多いと言われます。
日本のアニメなどの影響もあり、日本を嫌っているロシア人は少ないと聞きます。
私も学生時代、ロシア人留学生の家に遊びに行ったことがありますが、在日ロシア人の人達は、とても親日的な人が多く、日露戦争での恨みを持っている人などは私は見たことはありません。
ロシア人達も愛国心の強い人が多いですが、日本に負けたロシアの人達が日露戦争後、日本に好意的になったのは何故なのでしょうか。
歴史は、戦勝国が書き残してきたものなので、多くの場合、戦勝国は、正義の味方として語り継がれ、敗戦国は悪のように言われてきました。だから、戦前の日本も、欧米諸国からは、天皇ファシズムとして、ナチスと同一視されて見られています
ロシアもかつては日本に敗れましたが、近年、プーチンが脱共産化をはかり、経済的な発展を遂げると、日本のアニメなどの影響もあって、日露戦争時の反日感情を引きずっている人は現在はほとんどいません。
プーチンは日本の文化(柔道など)に敬意を持っているので、中国と違い、国内をまとめるために、反日教育を行ったりもしていません。
中国で日清戦争について調べれば、日本への恨みを書きたてているものが、今でもたくさん見うけられますし、南京大虐殺の復讐をしたいという中国人は大勢いると聞きますが、
ロシアで日露戦争について調べても、反日感情をもり立てるような文章は、それほど出回っていないと言われます。
特に、トルストイの思想がロシア人に与えた影響は大きく(トルストイは日露戦争を痛切に批判)、文化大革命により宗教文学を抹消してきた中国との違いは歴然たるものがあります。
プーチンは、ソ連時代の共産主義を批判したソルジェニーツィン※や、トルストイやドストエフスキーをロシアの学生に読むように強くすすめてきた人でもあります。
※ソルジェニーツィンは、ソ連時代の強制労働の実態などを暴きスターリンを批判したため、投獄された作家。自らソ連の強制労働に駆り出された経験を持つソルジェニーツィンは、ソ連が無神論のマルクス主義を捨てさり、キリスト教への信仰に戻るように強く願った作家でもある。代表作は「収容所群島」
プーチンは、ソルジェニーツィンを必読書として、ロシアの高校生全員に読ませたので、現代のロシアの若者は、共産主義の悲惨さについて、日本の学生よりも、よく知っています。
〜GHQ政策による親米感情〜
アメリカのGHQは、戦後、日本がアメリカに復讐しないように、反日的な思想を持つ人を、日本の大学の教授に据えました。その影響で、日本の大学には、戦後、左派の学者(マルクス主義に憧れる人々)が増えていくことになりました。
私はGHQのやり方は、学校教育を使った、日本人に対するある種の洗脳であったと思っています。(詳細については、「WGIP」というWordで、各自検索してみてください。)
しかし、敗戦後の日本が、アメリカに対して、戦後、復讐心を持ち続けた所で、日本が発展したり、日本の国民が、幸せになることもありません。
戦争に負けた以上は、日本の「天皇崇拝」的な体制が崩れ去り、親米的な日本人が増えたこと自体は、仕方がなかったのかな、と思っています
日本は戦後の経済的な発展を経て、今は親米的な日本人が多いですが、
日本が、今を生きるアメリカ人に、過去の人達が犯した戦争犯罪の復讐をしたところで、なんら生産性はないと思います。
だから、過去の憎しみを捨てて、戦後、自国のために懸命に働き、経済発展を成し遂げてきた日本の先人たち(自分の親の世代)には、私自身は、とても感謝しています。
とはいえ、現在の国連は先の大戦の戦勝国が常任理事国になっていることも事実です。
常任理事国がいくら国際法を破っても、
アメリカによる民間人への原爆投下が国際法違反で裁かれなかったように、
ロシアや中国が戦争犯罪を犯しても、
それを裁くことのできる世界政府(世界統一政府)は、現在、存在しません。
国連に、第三次世界大戦を防ぐ力はない、と、私は思っているので、
ロシア、中国、北朝鮮の核から日本を守るために、
日本は、国連やアメリカ頼みから脱する必要があると、私は、考えています。
だから、バイデンに同調し、「民主主義」という理念を掲げて、ゼレンスキーを応援すれば、ウクライナも日本も、国際社会から守ってもらえる、というような考えは、私自身は現実的でない、と思います。
バイデンが、ノルドストリームの破壊に関与したことは、タッカーカールソンなどが、フォックスニュースで報じていましたが、
そのような破壊行為を行ったバイデン政権が、本当に「民主主義」や「人権」を守るために、ウクライナを支援しているようには、私には見えません。
だから、今後、アメリカ側に立って、日本が、中国、北朝鮮、ロシアの三国を敵にまわしたところで、
バイデン政権のアメリカが、
日本を守ってくれるとは、私にはとても信じることができません。
むしろ、バイデン政権(ネオコン政権)のアメリカに追従したところで、
ウクライナのように、日本が代理戦争の戦場として利用されるのではないか、と、
心から心配でなりません。
〜本気で国民の幸福のために仕事をする人達が増えなければ、日本は守れない〜
安倍元総理の暗殺は、安倍さんが日本の核武装を言い出したために、アメリカのCIAか中国共産党が行ったことだろう、と、チャンネル桜の水島総氏などが言っていましたが、
それだけ、日本が、アメリカ従属を脱し、自分で自分の国を守れるようにすることは、命がけなのだと私は思います。
それでも生命をかけて、この日本のために、核武装も含めた自国防衛をはっきりと打ち出せるような勇気のある政治家が出てこない限りは、私も、伊藤貫氏の言う通り、日本という国家はもはや滅びるのではないか(あと20年も持たないのではないか)と、思っています。
2500年の歴史を見る限り、自国の軍を持たずに生き残った国は、歴史的に存在しないからです。
〜民主化よりも貧困をおそれるロシア〜
ロシアのプーチンは独裁的な指導者ではありますが、
ロシア人達に、プーチンが人気があるのは、
ロシア人達が望んでいるのは、欧米化や民主化ではなく、
経済的な豊かさだからなのだと思います。
ロシアの国民にとっては独裁よりも、貧困の方が恐ろしいといいます。
ロシアは、
共産主義時代の貧困と、
ソ連崩壊後の貧困に苦しみました。
ソ連崩壊後のロシアは、「民主化」という名のもとに、ユダヤ資本を通じて欧米にロシアの富を奪われ、急激な体制変換により、混乱の極みを経験し、無秩序の恐ろしさを味わいました。
ロシア人は、「民主化」「欧米化」という混乱よりも、貧困を克服し、秩序を保ってくれる独裁的指導者としてのプーチンを歓迎しました。
日本は明治維新という体制転換(革命)では、死者がとても少なかった珍しい国です。
フランス革命でも、おびただしい人達の血が流れ、権力者は、ギロチン台に送られました。
ある国が体制を転換するときに、混乱や貧困、悲惨を少なくするのは、
とてもとても難しいことなのだと思います。
日本は明治維新の時には、天皇制をうまく利用して、国をまとめ、近代化をはかりました。
〜戦うべき戦争と戦わなくてもよい戦争〜
日本は鎌倉時代、元の侵略を受けましたが、日本人が元に襲われた時は、
数多くの日本人が、手に穴を空けられ、その穴にロープを通されて、何人も紐に吊るされたまま、奴隷として元の船に乗せられて連行されました。
このような残酷な侵略の場合には、
降伏=奴隷になることを意味します。
戦わなければ奴隷にされたり屈辱的な死に方をしなければならない場合は、
その国は自衛のために戦うしかありません。
では、現在のウクライナはどうでしょうか。
戦わなくては、ウクライナ国民は、ロシアの奴隷になるのでしょうか。
自由が奪われ、辱めをうけることになるのでしょうか。
在日ウクライナ人のグレンコ氏やナザレンコ氏は、「ウクライナ人は、戦わなければロシアにレイプされ、拷問を受け、不幸になるから国民は戦うしかない」「抵抗しなければ、日本兵がシベリアに強制労働に送られたのと同じになるだけだ」と主張しています。
ただ、ロシアは現在はスターリンの時とは違います。
軍事侵攻の直前には、東部ウクライナから逃げだした民間人を多数ロシアで保護しており、彼らを奴隷として働かせてもいません。
東南部のウクライナがロシアの支配下に入っても、
ウクライナは、ウイグルやモンゴルのように強制労働所を作られたり、自国語を禁止されたりしないのではないかと
私は思います
だから、
現政権(ゼレンスキー政権)を守るために
数多くのウクライナ国民を戦争で戦わせ、その生命を犠牲にさせるのは
良いことではないと私は思います。
私は戦争というのは、善悪二元論で見るべきものではないと思っています。
自国のために自発的に戦った兵士は、
ウクライナ兵であれ、ロシア兵であれ、
私はその愛国心や意志は、立派だと思っています。
ただ、ウクライナ政府が、戦いたくない民間人までも国内に閉じ込めて、本人の意志に反して徴兵をし、
外国から送られた武器で、戦いにいかせるのは、
やはり、国民が気の毒だと思います。
バイデン政権と同調して
ゼレンスキー支援をし
戦争を長引かせ、
アメリカの軍需産業を儲けさせるよりは、
世界大戦が近づいている今
日本としては、
トランプやタッカーやイーロン・マスクが言うように、
一刻もはやく、このウクライナ戦争を停戦へと向かわせ、
実質的にウクライナの領土の一部がロシアに割譲されるかたちであったとしても(ウクライナ敗戦という決着であったとしても)、
領土の奪還(ウクライナ勝利)のために日本のお金を流すよりは、敗戦後のキエフウクライナの復興を助けるためにお金を使った方が
ウクライナ国民の幸せには貢献できるのではないか、
と、私自身は
そのように考えています。(私は、篠原常一郎氏と同意見です)
参考 トータルニュースワールド
トランプの発言 「第三次世界大戦に突き進むグローバリスト、ネオコンを解体する」
http://totalnewsjp.com/2023/03/18/trump-2125/
〜コオロギ食と統制経済〜
「きりぎりす鳴くや」の歌のきりぎりすは今のコオロギのことになりますが、
最近、Twitterでは、コオロギ食が話題になっています。
私の授業でも、
ビル・ゲイツがコオロギ食を進めようとしている背景や、
コオロギは中国の薬学書では妊婦に有害であることが述べられていることなど、お話しました。
西暦2050年に、地球の人口は100億近くなり、食料争奪戦が起きるから、
タンパク質を環境に負荷なく取るためには、牛肉などの肉食をやめて
昆虫食を進めた方が良い、
と、いうのが、ビル・ゲイツの主張です。
私が授業でこれについて語った後まもなくして、やはりTwitterで昆虫食がトレンドにあがっていました。
2020年以降、
ワクチンで大儲けをしたビル・ゲイツへの不信感の延長で、
ビル・ゲイツが進めるコオロギ食にも、猜疑の目が向けられるようになってきたのが、Twitterの動向などを見ると、よくわかります。
有本香氏や百田尚樹氏、我那覇氏など、昆虫食を推進するダボス会議(世界経済フォーラム)の意向に懐疑的ですし、
格闘家の須藤元気氏などは、コオロギ食促進に補助金を使うよりは、
食品ロス問題(オカラなどが大量に廃棄されている)の解決を図るべきだとツイートしていました。
畜産業をやめて昆虫食にシフトしたり(脱炭素のために、世界の人々の食べる物まで世界経済フォーラムが決めようとしたり)、コロナ対策では、世界中でワクチン接種の義務化の動きが見られたり、日本でもマスクの着脱などの国民の行動を政府が一律に管理しようとしたり※、このような管理社会、統制経済の流れは、
私から見ても、やはり、全体主義に、世界が向かっているようにうつってしまいます。
国や国際機関(国連など)が、(「ワクチンをうたない人=悪」「昆虫食を食べず肉を食べる人=悪」だから、経済フォーラムが決めた価値基準にそぐわない人間は、課税したり旅行できなくするなどの罰則を作って行動に制限をかけよう、というようなやり方で)、人類の行動を一律に管理しようとするよりは、
各自が、自己責任で、自分の行動を選び取っていけるような、自由な社会の方が、
私は好きです。
※注 私は花粉症でマスクは必需品であり、昔からマスクは嫌いではない人間なので、個人的には今後も、マスクは外すつもりはありません。ただ、喘息など様々な理由で、マスクが苦しい人が、マスクをはずしたくても、周囲の目が怖くてマスクを外せないような社会は、好きではありません。政府が国民のマスク着脱の是非やその日付まで、一斉に管理するような社会は、まるで北朝鮮のようで好きではありません
〜FRBの動きに警鐘を鳴らすタッカーカールソン〜
最近、アメリカの銀行が続けて潰れました。シリコンバレー銀行とシグネチャー銀行です。
短期間に大きな銀行が立て続けに潰れたので、あちこちから金融危機を心配する声が出てきています。
そして、フォックスニュースのタッカーカールソンは、
これを機にCBDC(政府の支配するデジタル通貨)で、国民支配を強めることに警鐘をならしています。
昨年までは馬渕睦夫氏の論は陰謀論だと言う人の方が多かったけれど、
最近は、あまりにも、馬渕睦夫氏の説(FRBを牛耳るユダヤ資本家のグローバリストたちが、グレートリセットによる社会主義革命を起こそうとしているという説)が、真実味を帯びて映ってきているせいか、日が経つにつれ、保守派の言論人の中からも、馬渕氏への批判はだいぶ減ってきたように思います(親米保守的な百田尚樹氏や有本香氏は、ウクライナ人のナザレンコ氏を支持しながらも、反グローバリズムの我那覇氏との対立を避けている。おそらく、ゼレンスキー不支持の我那覇氏と言論的には異なる立場にある保守派の人達も、愛国者としての我那覇氏に敬意を持っているので、言論が割れても、協調すべき点では協調しているのだと思われる)
参考 You Tube フォックスニュース
タッカーカールソン
https://youtu.be/_1g3I9qyvF8
※ この動画は英語なので、日本語字幕で見てください。
日本も自由を守り続けられるように、
私も、自分にできることを探し続けていきたいと思います。